こんにちわ!放射線技師ブロガーのカロン@muscle_radioです。
放射線学科の学生が在学中に受ける試験というと、他に見つからないほど一般的なのが、放射線取扱主任者主任者試験ですよね。
実際、カロンも三年生の時に受験し、無事、一発で合格することができました。
こう書くと、自慢のように聞こえますが、センター試験のための勉強に膨大な時間を費やした経験によって選択式の試験の受かり方みたいなものが自分のなかで蓄積されていたと思います。
国家試験も選択式なので、そういった勉強法を身につけるという意味でも受験時にセンター試験の勉強をしっかりしておくというのは大きいと思います。
まあ、それはおいといて、主任者試験なのですが、学部の中でも意識の高い人たちのなかには一年目からそれに向けて勉強する人もいます。
学部の飲み会の時も『主任者試験受ける~?』みたいな話題になることはあったのですが、カロンは主任者試験が何なのかすら知らなかったので、同級生から白い目で見られたような記憶を今思い出しました。
そんなわけで、カロンは主任者試験の勉強はもとより、普段の授業の勉強もまったくしていないで毎日をだらだら過ごしていたのですが、それでも単位を落とすことなくなんとかやっていました。
カロンが主任者試験の勉強をガチで始めた理由
しかし、二年生の終わりになり、二つの転機を迎えます。
一つは当時、好きだった子に振られたこと。
放射線技師を目指した理由の回でも語ったように、カロンは女の子に振られるとなぜか勉強を頑張ろうとします。
そして結果を出せばモテるようになるだろうという謎の全能感をもっていました。
そしてもう一つ、放射線計測学の授業で単位保留になったこと。
これもショックでした。自分の付け焼刃の勉強が通用しなかったことが信じられなく、教授になにかの間違いじゃないか直談判に行きましたがもちろん取り合ってはくれませんでした。
というわけで本格的に勉強しなければマズいという状況のなか、主任者試験の勉強をすることになります。
この時点で4月。3月にも少し勉強していたのですが、試験は8月なので残された時間的猶予はほとんどありません。
2年時に物理学、化学、生物学、計測学の授業がありましたが、ハッキリ言ってまったく理解していませんでした。
いま思えば、あの状態からよく受かったなという感じですが、なぜか自分ならできると信じていたのでしょう。
そして、大学の図書館に『Q&A 放射線物理学』が置いてあったのが大きかったです。
この本との出会いがなければ受かっていませんでした。
参考書マニアがおススメする!物理学、計測学を勉強するならこの本!
2週間の返却期限が過ぎたら、その場ですぐに借りなおすということを繰り返していました。
他の利用者様ごめんなさい
主任者試験って合格率低いけど…
具体的な勉強方法は別の回にするとして、主任者試験は合格率がだいたい30%くらいなので、それに委縮してしまう方も多いと思います。
確かに合格率だけ見るなら難しい試験であると言えます
ですが、ここで考えてほしいのは主任者試験を受ける方々のうち、どれくらいの人がちゃんと受かるための準備をしてきたのでしょうか
ということです。
国家試験であれば、自分の就職や生活がかかっているので、みんな死に物狂いで勉強してきているでしょう。
しかし、主任者試験を受けるときに
なんとしても合格しなければ!
合格しなければ、自分は生きてる価値がない!
みたいに意気込んできている人はなかなかいないと思います。
カロンは計測学の単位がかかっているので、なんとしても受からなければ留年するかもしれない、それだけはなんとかしなければ…
という切羽詰まったものがありました。
もしかしたら主任者試験に受かれば、再試も免除してくれるのでは?という都合のいい妄想も抱いていました。(そんなことはなかったのですが)
まあ、そんなわけで、お昼休みも放課後も遮二無二、勉強を続けていたら、
カロン君、めっちゃ勉強している!ヤバくない?
みたいな感じで周りから見られて、知らず知らずのうちに勉強に打ち込んでいるヤツというキャラになり、それにつられて、周りも勉強していく人が増えていきました。
主任者試験の勉強を始めたら友達が増えました
そして、これは全くの副産物だったのですが、勉強に打ち込むことにより、交友関係が広がりました。
大学であれ、学部の中にはいくつかのグループがあります。
イケイケなグループだったり、地味な4人組だったり、一匹狼な感じの人もいたりしますよね。
うちの学部では図にするとこんな感じでした。
カロンは地味なグループと、変なグループの狭間にいました。それまではほとんどの時間をいつもいるグループの人間と過ごしていたのですが、勉強に打ち込むことによりそれが変わっていきました。
イケイケなグループの人からわからないとこを教えてほしいと言われるようになったり、実験などの考察なども勉強していることにより積極的に発言できることで意見を言い合ったりということが増えました。
また、それまでは一部の女の子としか話したことなかったのですが、カロンが勉強している姿をみて、
『すごい勉強してるよね~』
と話しかけてもらって会話したり(会話になっていたかは謎ですが)、教えたりすることもありました。
いい青春の思い出ですね。
決して飲み会やBBQでウェイウェイするだけが青春ではないのです。
そういえば、カロンは学生時代に合コンというやつをやったことがありませんでした。
ちなみに看護学部の友達もいませんでした。
さらば青春の光。もう看護学生と純粋にお話はできないのか…
言いたいことはいつも同じ!自分を信じて挑戦してみよう。
そういうわけで、何が言いたいのかというと、
合格率が低いからとかそんなこと考えずに興味があるならしっかり勉強して受けてみよう!ということです。
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放射線技師になりたい!でも物理とか苦手だし…そんな『どうせ無理』という言葉をなくそう!
と似たようなこと言ってますが結局なんでも、やってみないとわかりません。
それにどちらにしろ、国家試験は受けることになります。ならば、早めに主任者試験の勉強をすることによってかぶっている範囲の知識をつけておくことは大きなアドバンテージになります。
また、学年が上がるにつれ、実験も増えてきます。
その時、主任者試験で勉強したことはめちゃくちゃ役に立ちました。
おそらく勉強していなかったら実験中はクソつまらない時間になっていたと思います。
というわけで、主任者試験の勉強は試験そのものだけでなく、その後の学生生活でも自分にとって有意義な時間を過ごすための資産にもなります。
ということで、もう5月ですが、主任者試験受ける人はさらに勉強頑張りましょう!
では!
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