[踵骨アントンセン撮影]臥位のままどう撮る?画像の見方と撮影のコツ!

こんにちわ!放射線技師ブロガーのカロン@muscle_radioです。

 

前回は踵骨レントゲン撮影をテーマに側面と軸位撮影のコツとポイントをお伝えしました。

踵骨レントゲン撮影、側面と軸位のポイントを見る

 

今回はその続き!

アントンセン撮影を解説していこうと思います。

 

あまりオーダーのない撮影ですが、バッチリ決まると嬉しいですよね!

 

今回もポジショニングと画像の見るべきポイントを解説していきます。

 

 

アントンセン撮影の見るべきポイントは距踵関節!

 

まずアントンセン撮影のイラストがこちらになります。

 

アントンセン撮影 シェーマ

見慣れていないと、どこがポイントなのかよくわからない画像ですよね。

 

 

見るべきポイントは

・距踵関節

・足根洞

 

という部分です。

 

アントンセン撮影 解剖

距骨と踵骨のつくる関節が平行になり、間の足根洞がキレイに投影されるようにしましょう。

アントンセン撮影 ポイント

 

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アントンセン撮影、ポジショニングと入射角について

 

次にポジショニングです。

普通に横を向ける患者さんであれば、

踵骨側面を撮影して、その状態からさらに踵を上げるようにします。

アントンセン撮影 ポジショニング

教科書的には足軸を40度外旋となっているのですが、イメージとしては思っているよりも踵を上げないといけません。

 

だいたい失敗する時は角度が浅かったのが原因というの場合がほとんどです。

 

そして、入射角は頭足方向に20度です。

 

これも逆に振る人が多いので気をつけましょう。

 

 

アントンセン撮影、横を向けない場合は? 臥位のままでの撮影方法

 

アントンセン撮影をするような場合は外傷のパターンが多いので、横を向けない患者さんも多いと思います。

ですので、そういった時のためにも臥位のままでの撮影方法を考えましょう。

 

 

まず初めに、踵の下にクッションなどを挟み、足を浮かせます。

 

そのまま、40度、外斜位にしましょう。

カセッテは小指側に横付けします。

次に管球を操作して頭尾方向に20度振るようにします。

アントンセン撮影 臥位のポジショニング

これで簡単に臥位のままでもアントンセン撮影ができます!

 

この方法であれば、ストレッチャーの上でも撮影できるので、覚えておいて損はありません。

 

カロンも何度かこれで撮影したのですが、なかなか上手くいっています。

 

ということで、前回と今回で踵骨撮影について解説してきました。

整形レントゲンに限らず、自分なりの感覚を覚えていくことで撮影がうまくいったり、早くなるので機会があればどんどん撮影していきましょう。

 

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おまけ

 

整形レントゲン撮影は少しの角度の違いでイメージ通りにならないことが多いので、修正のコツをしっかりと覚えて撮影速度を上げましょう。

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1 個のコメント

  • アントンセン仰臥位ならば
    2法を採用し
    外旋かつ尾頭方向 後距踵関節
    もしくは1法を逆入射して
    内旋かつ尾頭方向 中後距踵関節
    ではないかと思うのですがどうでしょうか?

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    ABOUTこの記事をかいた人

    カロン

    大学卒業後、大学病院、透析クリニックを経て、民間の総合病院に勤務しています。 自身の経験から悩める新人放射線技師や放射線技師を目指す学生に発信していきたいと思っています。 ◇保持資格◇ ・診療放射線技師免許 ・第一種放射線取扱主任者試験合格 ・AHA BLSヘルスケアプロバイダーコース受講済み