【造影CT基礎のまとめ】造影理論を勉強するあなたに、これだけ覚えとけば大丈夫!

 

単純CTはなんとなくできるようになってきたけど、造影って緊張するな~
ぼーらすとらっきんぐ…??なんだっけ(・・*)ゞ ポリポリ

とお困りのあなたへ。

 

わたしも造影CTに入り始めのころは覚えることがいっぱいで大変な思いをしていました。

 

造影剤なんて開発されなければ、こんな思いしなくてすんだのに…

 

と思ったこともありましたが、理論を知れば毎日の実践でいかせます

 

こちらのページでは、造影CTを勉強するにあたり、つまづきがちなポイントや理論を図解を交えて解説していきます。

諦めずにもうすこしだけ勉強してみましょう。

 

造影CTは前日の確認から始まっています

 

明日からCTなんだよな~
まあ今日はとりあえず帰ってゴロゴロするか!

 

というふうに後回しにする人はいないと思いますが、ご存知の通り、前日のチェックが大事になります。

 

大変そうな検査がこの時間にあるから、それまでにこれを終わらせて…

など、実際には先輩が指示をだすと思いますが、自分なりにもどういう流れになりそうか予想してみることで気持ちに余裕が生まれます。

また、それ以外にも同意書の不備はないか、腎機能の確認など、前日にできることはたくさんあります。

 

詳しくはコチラにまとめてありますので確認してみてください。

[CT検査の事前準備、勉強は大丈夫?]明日CT担当になった新人放射線技師さんへ

2019.06.05

 

 

なぜ、その造影をおこなうのか?を深く考察してみよう

 

前日の確認が終わって余裕がある場合は、

 

なぜその検査を行うのか?単純ではなく造影をする必要があるのか?

を考えてみましょう。

検査の目的によっても、どういう流れで造影するかは変わってきます。

患者さんの病歴を確認したり、先輩にヒントをもらうなどして、ドクターはなぜこの造影CTをオーダーしてきたのか、どういう画像が欲しいのかを考えてみましょう。

 

造影する目的を考えるポイントはこちらをご覧ください

[造影CTの基礎]なぜ造影するのか?目的は何なのか?それが大事なこと!

2019.06.10

 

 

ちゃんと休薬してる?ビグアナイド系糖尿病薬を確認するワケ

 

CT室の待合の壁にこんなポスター貼られていませんか。

 

そうそう、これよく見ます!あれっ…なんのポスターだっけ??

 

そう、これはビグアナイド系の糖尿病薬を服用していないかの注意喚起のためのポスターです。

 

造影検査当日の前後二日くらいを休薬してもらう施設が多いと思いますが、ではなぜその必要があるのでしょうか。

 

パッと思い浮かばなかった場合はコチラの記事で再確認してくださいね。

[造影CT前に確認必須!]ビグアナイド薬と乳酸アシドーシスって何??禁忌なの?

2019.06.07

 

 

造影検査に必要不可欠なインジェクター。圧とかの見方について

 

CTの造影ではなにやら見慣れない機械を使っていますよね。

 

コレとか

コレとか

 

 

何やら先輩は「圧がなんとか」とか言ってるし…

 

そんなときには意外と業者さんのサイトで詳しく説明していることがあります。

 

なかでもバイエルさんの新人さん向けのインジェクター説明のサイトが見やすくていいので紹介しました。

 

コチラからどうぞ

【新人放射線技師さん向け】造影CTで使うインジェクターとは?使用方法も解説してます

2019.08.30

 

 

検査に必要な造影剤量、注入速度ってどうしよう…TDCってなに??

 

われわれ放射線技師は検査に携わるものとして、患者さんごとに最適な造影剤量で検査をしなければいけません。

 

先輩たちは簡単に

これくらいでいこう!

と言いますが、それはきっと造影理論に裏打ちされています。

 

ちょっと敷居が高そうな造影理論から、検査に必要な造影剤量を考えていきましょう。

【新人放射線技師さん向け】造影CTの基本vol.1 造影剤量のお話

2019.06.15

 

また、造影剤を注入する速度も検査ごとに違ってきます。

 

なぜその速度でやる必要があるのか。
TDCから考えてみましょう。TDLではありませんよ。

 

わかりやすいように図でも表現していますのでがんばって理解してみてください。

【新人放射線技師さん向け】造影CTの基本vol.2 注入速度をTDCから考えてみよう!

2019.06.18

レントゲン撮影のコツ・ポイント

胸部/腹部

頸椎(側面)/頸椎(斜位)/頸椎(開口位)

腰椎(正則)/腰椎(斜位)/腰椎(前後屈)

骨盤(インレットアウトレット)/股関節(ラウエン、軸位)

肩関節(正面,スカプラY)/肩鎖関節

手関節/肘関節/尺骨神経溝

大腿骨/膝関節(側面、スカイライン)

踵骨(軸位)/アントンセン

 

CTの基礎、造影理論など

検査前日の心得/造影CTの目的/ビグアナイド薬と乳酸アシドーシス

インジェクター/最適な造影剤量/注入速度とTDC

 

MRIの原理と注意点

プロトンの振る舞い/共鳴と励起

緩和/SE法の原理

TETRとコントラスト/GRE法の原理

傾斜磁場とは

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カロン

大学卒業後、大学病院、透析クリニックを経て、民間の総合病院に勤務しています。 自身の経験から悩める新人放射線技師や放射線技師を目指す学生に発信していきたいと思っています。 ◇保持資格◇ ・診療放射線技師免許 ・第一種放射線取扱主任者試験合格 ・AHA BLSヘルスケアプロバイダーコース受講済み