病院での人間関係が辛くてもう無理…うつになる前にできることは(おススメメンタルクリニックも紹介)

病院での人間関係って辛いひとにはホントに辛いですよね…。

 

こんにちわ、放射線技師のカロン@muscle_radioです。

 

わたしは新たに移動した先の病院が自分に合っておらず、気がつけばうつ病寸前にまで追い込まれたため、転職を決意しました。

転職が決まるまでは、ほんとに毎日が絶望的な気持ちで、とくに一番辛くかったのが毎朝感じていた吐き気でした。

 

病院での仕事は自分のペースでやることは難しく、気持ち的に沈んでいても、毎日の検査はしっかりとこなしていかなければなりません。

 

 

それに、放射線技師という仕事柄、仕事中は病院の外に出ることはほとんどないし、もし、いやな人がいればずっと一緒にいることになります。

病院の体質や空気が合ってないという人にとっては、ずっと同じ空間にいるというのは人によってはかなりの苦痛になります。

 

 

「自分はまだ大丈夫」

とか、

他の人も大変なんだから弱音は吐けない」

という人こそ心を壊してうつ病になりやすいので、わたしの経験談を読んで少しでも役に立てれば嬉しいです

 

 

わたしがうつ病寸前になるまでの経緯

 

関東のとあるグループ病院に就職したわたしはそこである程度経験を積んだ後、同じグループ病院での異動を決意します。

このときの心情は「せっかくグループ病院にいるんだし、いろんな病院で経験を積んでみたい!」と希望に満ちたものでした。

 

しかし現実はそう甘くありませんでした。

 

異動してきた当日から感じた圧倒的な違和感…

自分がこれまで経験してきた環境とはまったく違うような空気感を早くも感じてしまいました。

 

何がわたしを追い込んでいったのかは深くはわかりませんが、役職者と若い技師たちの間で溝があることはすぐにわかりました。

 

そして人数が少ないのに、役職者たちが全然動いてくれないということも。。。

 

例えば、

・整形のレントゲン撮影の際に、動けない患者さんの接遇をひとりで必死に行っていても助けてくれない。

・役職者の人がMRIで撮像をしていたはずが、他の仕事が入ってしまい、引継ぎもしっかりせずに現場を離れてしまう…

・CTやレントゲンで若手が手一杯の状態に医師が用事があって放射線技科に来ていても、傍観するばかり…

・そもそも電話もでてくれない

…etc

 

そういう環境でいれば信頼関係なんて築かれないですよね。

 

また、その病院独自の決め事やルールもわかりづらいものが多く、それもストレスの元凶になっていました。

 

日に日に増えていく決まりごとの張り紙を見ていると頭がおかしくなってくのが自分でもよくわかりました。

 

実は、自分が異動してくる前の半年で、一気に4人が退職していたのですが、そういった状況でも役職者たちが変わろうとしないこの状況は深刻だなと感じてしまいました。

 

はじめはなんとか頑張って当直もやっていたのですが、ストレスや役職者との軋轢があったこともあり、しまいには当直も外されてしまいました。

 

もちろん自分の至らなさに原因もありますが、もう少しサポートしてくれても良かったんじゃないかと不信感も募らせてしまいました。

そして、そのあたりから本格的に無気力状態が続いてしまうことになります。

 

 

きっかけはいっこうに治らない毎朝の吐き気でした

 

そんなこんなで、辛いながらもなんとか毎日を過ごしていましたが、もうひとつ気になっていたことが。

 

それは、異動してきたあとから感じていた、毎朝の猛烈な吐き気でした。

 

初めは、

「まあ、環境も変わったし、そんなこともあるだろう。そのうち治るでしょ!」

と高をくくっていましたが、一向に治りません。

 

ついに帰り道でも吐き気を起こすようになり、さすがにこれは本格的にマズいと思うようになりました。

 

消化器内科にかかり、内視鏡を実施してもらったところ、逆流性食道炎と診断。

 

原因はやはりストレス。吐き気のほうは処方してもらった薬でなんとかよくなりましたが、気持ち的には前よりも沈むことが多くなってしまいました。

 

そしてネットにある簡単なセルフチェックをしてみてもやはり、ほとんどの項目で当てはまってしまい、けっこう重症かもしれないと思うようになりました。

↑実際にわたしが利用したセルフチェック(うつ病ネットより)

集中力ややる気の低下、物事に関心が薄れたという症状が強かったです

 

 

それでも不思議なもので、

「いや、もうちょっと頑張れば、慣れるかもしれないし、病院に行くほどではないでしょ」

と考えて実際に行動しない日々を送ってしまっていました。(受診するにしても、予約の電話がめんどくさかったり、周りにどう思われるんだろうと悩んでしまったりしていたことも原因です)

他人から見れば危ない状況でも、自分事となると客観視できなくなってしまうんですよね。

 

結局、見かねた技師長によって半ば強制的に診療予約をとり、近くのメンタルクリニックを受診することになりました。
うつ病の一歩手前で受診できたのでなんとかなりましたが、あの時、背中を押してくれていなかったらと思うと怖くなります。

 

そして、やはり環境を変えることが一番の治療法だと言われたこともあり、転職活動をすることになりました。

そのいきさつはこちらの記事を読んでみてください!

 

 

 

辛くなったら、一度立ち止まってもいいんです

 

自分の場合は、転職という手段で環境を変えることができました。少しづつですが、元気も取り戻せています。

 

異動後に知り合った後輩からは、「転職が決まってから今までにないくらい明るくなりましたね!」

と言われ、他人から見ても違いは歴然だったようです。

 

また自分自身が実際にこういう経験をしたことで、気持ち的に弱っている人や、立場の弱い人のことをもっと考えてあげられるようにと思えるようにもなりました。

 

そして、うつ病や心が弱っているかもしれないと思ったら、すぐに病院にかかったほうがいいということも伝えたいです。

 

ケガをしたら整形外科に行くように、辛いと感じているから病院に行くぐらいの気持ちで行きましょう。

 

 

日本は、よくも悪くも「自己責任」という言葉が蔓延しています。

仕事が辛いのは、自分の努力が足りないから、気持ちが弱いから塞ぎ込んでしまうんだ。

そういう風に考えてしまうことで、助けを呼ぶこともできなくなってしまいます。

 

 

人は周りの環境によって影響を強く受けます。そして、どんな人でも心が弱くなってしまうことはあります。

 

自分自身もまさか、異動してここまで心にダメージを受けるとは思いませんでした。

 

ですので、自分で少しでも

「最近、ちょっとおかしいな…疲れてるかも?」

と思ったら一度立ち止まってみることをおススメします。

 

休みや有給があるなら、それを使って温泉に行ってもいいし、誰かに思いっきり話すだけでも少しは気持ちは晴れます。

 

そして、どうしても

「症状が良くならな…」

と思ったり、

「話す人がいない…」

という人は早めにメンタルクリニックに向かってください。

 

最初の予約だけ煩わしいと感じるかもしれませんが、思っていたよりあっさり終わるので勇気をだして電話してみましょう。

 

早めに予約をしないとけっこう待たされることもあります。

 

関東の方ならおススメなのが、ゆうメンタルクリニック池袋院

 

心療内科にはめずらしく、当日予約ができるのがめちゃくちゃ嬉しいです。

こういうのって、予約した時は大丈夫だけど、診察日が近づくにつれてめんどくさくなってしまうことが多いので、「行こう!」と思ったその日に診てもらえるのは本当に助かります。

 

わたしも電話した際の「今日でも空いておりますよ」の声に救われたひとりです。

メンタルについてのマンガも出ているので、

「正直どうなのかな…?」

と不安に感じていましたが、実際に行ってみると中は落ち着いた雰囲気で、初診でもそこまで待たされることもなかったです。また医師も柔らかな印象で話しやすかったところもおススメポイントです。

 

 

長い人生、一人では越えられない壁もあります。

 

そんな時は、ぜひ他人の力も頼っていいのではないでしょうか。

「気持ちが沈んでしまう、何もやる気が起きない、自分なんて…」

そんな風に思ってしまうのは症状です。

 

ちゃんと適切な対処をしていけばよくなるはずです。

そのためにも一歩前に踏み出しましょう!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カロン

大学卒業後、大学病院、透析クリニックを経て、民間の総合病院に勤務しています。 自身の経験から悩める新人放射線技師や放射線技師を目指す学生に発信していきたいと思っています。 ◇保持資格◇ ・診療放射線技師免許 ・第一種放射線取扱主任者試験合格 ・AHA BLSヘルスケアプロバイダーコース受講済み