放射線の参考書マニアがおススメする!放射線物理、計測学を勉強するならこの本!国家試験対策にも!

こんにちわ!放射線技師ブロガーのカロン@muscle_radioです。

前回、放射線物理を学ぶための良書として

「Q&A 放射線物理」少しだけ紹介したのですが、今回はもう少しだけ詳しくこの本を解説していきたいと思います。

 

はっきり言ってこの本は、まったく放射線について何の知識のない状態から読んでも理解することができるというのが大きな利点です。

 

前書きとは別に「推薦文」なるページがあるのですが、そこにも

 

放射線というのは、専門ではない人には理解しづらいものであるとしたうえで、この本は、放射線に親しみを覚えさせてくれて、もっと知りたいという気持ちにしてくれて、親切に教えてくれる解説書であると明言しています。

 

まったくその言葉通りで、カロンは大学2年までまったく放射線の分野、特に物理学、計測学は理解しづらいな~と思っていたのですが、この本と出合ったことにより大きく変わりました。

 

この本に出合っていなければ、放射線取扱主任者も受かってなかっただろうし、国試も、もっと苦労していただろうと思います。

そういった意味で、この本の著者への感謝の思いと、もっと色んな人に知ってほしいという願いで紹介していきます。

Q&A 放射線物理  の概要

 

まず、この本は0~7章まであり、2章からは、演習問題がついています。

 

演習問題は国試を意識したように、選択式の問題でその章を理解していればできる問題なので、自分がどの程度理解できたかを知る目安になります。

 

こういう参考書の演習問題ってなんとなく

解くのがメンドクサイような問題が多い気がするのですが、この本は本当に必要と思える問題ばかりなので、解けるようにしておくことで、他の試験も楽になってきます。

 

また、0章では

そこが知りたかった放射能と放射線

と題して、本当に基礎的なこと

放射線の定義や分類、何に利用されているかなどをわかりやすく解説しています。

 

それ以降では段階的に放射線物理学について解説していきます。

カーマやシーマ、照射線量、吸収線量などの用語は授業で解説されても、他の本を読んでも全く意味が分からなかったのですが、この本を読んで、理解することができました。そうはいっても一回では覚えられないので、何回も何回も繰り返し見て、覚えるようにしていましたが…

 

あとは放射線物理って本当に色んな公式?が出てきますよね。

あれも、最初はただ暗記するだけだと思っていたのですが、この本では、しっかりと、どうしてその公式になるのかを解説してくれているので、理解して覚えることができます。

 

 

 

 

 

 

更には計測学の分野も書いてあるので、それもありがたかったですね。

こちらも物理学と同じく、どういう検出器があって、どういう原理で計測して…というのが詳しく書かれてあり、参考になります。

 

 

 

 

 

 

放射線物理、計測学に困っている人ももちろん、すべての学生に読んでほしい良書です。

是非、手に取って読んでください!

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ABOUTこの記事をかいた人

カロン

大学卒業後、大学病院、透析クリニックを経て、民間の総合病院に勤務しています。 自身の経験から悩める新人放射線技師や放射線技師を目指す学生に発信していきたいと思っています。 ◇保持資格◇ ・診療放射線技師免許 ・第一種放射線取扱主任者試験合格 ・AHA BLSヘルスケアプロバイダーコース受講済み