新しい知識をどんどん習得していくのが好き→放射線技師に向いている?
よくいろんなサイトでその職業に求められる人物像とか、向いている人とか書いてあるのを見るのですが、カロンは学生時代にこういったものを読んで、はたして自分は放射線技師に向いているのだろうか?と、働いてもいないのに思い悩んだことがよくありました。
ハッキリ言って、働く前から経験もないのに色々思い悩むのは時間の無駄なのですが、やはりそこは考えてしまうのが人情です。
というわけで、6年目になったカロンがいろいろ持論を語っていきたいと思います。
ネットで放射線技師に向いている人の情報を集めてみると、こんな感じのことがよく書いてあります。
新しい知識を継続的に習得する
医師が診断や治療をしやすいように検査画像を撮影・処理したり、がんなどの治療で放射線を確実に照射したり、医療の現場で働く診療放射線技師にはさまざまなことが求められます。放射線に関する高い知識や技術はもちろん、患者それぞれの体の状態に対応できるような、医療の幅広い知識をもつために努力をすることが大切です。また、医療の進歩に伴い、コンピュータを使った画像診断の分野も日々高度化しています。資格取得後も知識の習得を継続していく意欲のある人に向いています。
~スタディサプリ進路より~
そうなんですよね。医療の情報ってどんどん新しくなるし、勉強することはたくさんあります。
それこそ、定年するまで勉強することは尽きることはありません。
しかし、勉強することがたくさんあるのと勉強しなきゃいけないことは別問題です。
勉強するネタはたくさんあるが、勉強し続けないといけないのか?
当たり前ですが、ちょっとでも勉強をやめたら
「はい、クビね~。サヨナラ~」
なんてことにはなりません。
というより、そこは完全に病院の雰囲気しだいです。
毎日、学会発表のレポートつくるために残ってねと言われるとこもあれば、勉強したければ勝手にしてください。
というところもあり様々です。
どんな雰囲気なのかは就職するまでわからないのですが、もし、肌に合わないと感じるなら早く退職することを考えた方がいいです。
ある程度、長く勤めないと次が見つからないと思っている人もいるかもしれませんが、自分の経験上そんなことはありません。
めちゃくちゃ人間性に問題がない限り、若い技師はまだまだ需要があります。
逆に長く一つの職場にいすぎて、そこで覚えたやり方にこだわりすぎて、他でうまくいかない人もいます…
というわけで、永遠に勉強し続けなければいけないわけではないですが、逆に覚えなければいけないことも当然あります。
勉強しなければいけないこと→患者さんの不利益にならないようにすること
当直に入りたいのであれば、見逃してはいけない疾患を覚えておかなければいけません。
特にCTでは、early CT signやフリーエアーなどがないか画像の検索に慣れなければいけません。
しかし、一度ちゃんと覚えて理解できていればずっと使える知識になります。
昨日までの常識が今日になって全く使えなくなるなんてことはそうそうないので、そういった普遍的な勉強が報われる世界だと思います。
つまり
勉強することがたくさんある
↓
新しい医療の情報、理論は日々更新されていく。勉強会に参加し、日々努力することができれば自分の知識の幅も広がるし、学会発表などでの活躍の場もでてくる。あくまで放射線技師としてのプラスα。すべての放射線技師がそうでなくてはいけないと思う必要はない。
勉強しなければいけないこと
↓
検査をするうえで患者さんに不利益が無いようにすること。放射線技師として、病院で働く者として当然知っておかなければならないこと。
色んな情報サイトでは、日々高度化する医療の情報を勉強し続けなければいけないことばかりが書かれているように感じます。しかしそれよりも、基礎的な、そして普遍的な学校でも習うようなことをしっかり自分の中で定着させて放射線技師として知っておくべきことを知っている状態で検査に臨めること、使っている機械の特性についてわかっていることが一番大切で必要とされることだと思います。
最近の放射線情報にメッチャ詳しいけど、突然CTが動かなくなった時に対処できない人では困りますもんね。
じゃあ、放射線技師として知っておくべきことってなんだよ!?って声がきそうなので、またこのブログで書いていこうと思います。
では!
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