[医療はスピード命?]放射線技師に求められる接遇ってなんだ?

今年もあと一か月を切りました!忘年会シーズンですね。@muscle_radio

ということは、必然的に酔っ払いも増え救急で運ばれる方も増えるというわけで色んな意味で忙しくなる時期です。

気を引き締めていきましょう!

 

 

 

 

 

接遇王に、オレはなる!

 

というわけで、昨日は病院全体の忘年会でした。

うちの病院では、毎年、自部署のなかでもっとも素敵な接遇をしている人を投票して表彰するイベントをやっています

わが放射線科では、圧倒的な差を見せつけて後輩が接遇王の座を射止めたのですが、ふと、今日になって疑問が…

 

カロン
勝手に職員同士で接遇王を決めてるけど、患者さんはホントはどう思ってるんだろう…
自分たちでなんとなく決めるのっておこがましいんじゃないか??

 

これは、恋愛に例えるならば、

男たちどうしで自分たちの中で誰が一番モテるかということを勝手に盛り上がって決めても、そこで一番モテると思われた人は実際には女性から見たら、そんなに魅力的ではない。。。

 

みたいな感じのことを言いたいのです。

やはり女性心理を知り尽くしている男がモテますからね…

 

放射線技師に求められる接遇って?

 

では患者さんにとって良い放射線技師

とはなんでしょう

 

 

わかりやすい説明??

安心できる話し方??

それとも、笑顔??

もちろんどれも大切ですが、それらを極めようとすれば、えらい時間がかかるし、患者さんがどう思うかも客観的に評価できません。

 

 

なので、言わせてもらいます

一番大切なのは

 

 

スピード

であると!

きみは時間を意識して仕事しているか?

 

時間泥棒の記事でも話しましたが、われわれにとって時間は有限かつ貴重なものです

そして、放射線科に患者さんが来た時から、その患者さんの大切な時間はわれわれの手に委ねられます

一言でいえば、

『できるだけ早く撮影し、一発で成功させ、すぐに帰させる』

というのが今のところわたくしの考える、放射線技師が患者さんにできる最善の接遇です

 

 

例えば、背中の痛い患者さんに検査台の上に横になってもらうとき、

痛くならないようにどんなに工夫しても、まったく痛みがないという状況にするのは無理があります。

それならいっそ、すこし痛いぐらいは我慢してもらって、とにかく早く撮影を終わらせることに集中すべきです

 

患者さんの悲痛な声を聞くのはつらいですが、その時間をできるだけ短くするのが放射線技師としてできる一番の対応だと思います。

ですので、できるだけ早く撮影できるように普段から自分の撮影に磨きをかけましょう!

 

あと、再撮影するか微妙なラインだったとしても、再撮影するかしないか、どう修正するかなんかに時間をかけないようにしましょう。患者さんはつらい体勢のまま、あなたを待っています。その悩む時間は非常に無駄で、何も生みだしません。

 

とにかく早く終わらせ、楽な状態にしてあげること!

これに尽きます。

 

とはいえ、他にもいろんな意見があると思うので、

みなさんの心がけていることをコメントしていただけたら幸いです!

また、患者さんとしての意見も知りたいので、是非お聞かせください!

 

みんなで放射線技師の接遇のありかたについて考えましょう!

では!

レントゲン撮影のコツ・ポイント

胸部/腹部

頸椎(側面)/頸椎(斜位)/頸椎(開口位)

腰椎(正則)/腰椎(斜位)/腰椎(前後屈)

骨盤(インレットアウトレット)/股関節(ラウエン、軸位)

肩関節(正面,スカプラY)/肩鎖関節

手関節/肘関節/尺骨神経溝

大腿骨/膝関節(側面、スカイライン)

踵骨(軸位)/アントンセン

 

CTの基礎、造影理論など

検査前日の心得/造影CTの目的/ビグアナイド薬と乳酸アシドーシス

インジェクター/最適な造影剤量/注入速度とTDC

 

MRIの原理と注意点

プロトンの振る舞い/共鳴と励起

緩和/SE法の原理

TETRとコントラスト/GRE法の原理

傾斜磁場とは

 

放射線技師の転職

年収を上げる方法/うちの病院おかしい?/人間関係が辛い

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2 件のコメント

  • 筆者さんと同年代の技師免許持ちです。
    ほぼ一字一句と言って良いくらい、全くもって同意です。

    現在私は放射線治療に携わっております。
    そこに居る中堅技師がいわゆる時間泥棒でして、治療精度にこだわるあまり、時間の浪費が半端ないです。
    彼はいわゆる患者ファーストではなく精度ファーストになっており、しかも盲目的です。
    精度をとにかく上げることばかりに気を取られ、それが果たして臨床的に有意なのか?ということを勘案できていません。
    もちろん放射線治療において精度は高いに越したことはないですが、例えば0.3mmだった誤差を、頑張って30分かけて0.2mmにしたとしても、臨床的に治療効果には有意差は出ない、そういう場合でも30分かけて0.1mmの誤差を出そうとする。
    その姿勢は評価できないばかりか、はっきり言ってdisrespectせざるを得ません。

    …愚痴になってしまいすみません。

    ほとんどの人間がそうだと思いますが、可能ならなるべく病院には行きたくないと思います。
    筆者さんの仰る通り、臨床的に充分な診断(あるいは治療)を提供するのは前提として、極力患者の滞在時間を短くしてあげることが患者にとっても、他のスタッフにとっても、ひいては病院収益にとっても有益と思います。

    • コメントありがとうございます。

      そうですよね。病院であれば、患者さんにとって利益になることをしようと考えると、際限なく理想を追い求めることはできますが、時間との兼ね合いも必要です。

      本人が、病院のためという大義名分のもとそういうことをおこなっていて、周囲も巻き込んでいるとなると、なかなか問題ですよね。

      別のブログで、「意味のないことを効率的にやることほど非効率的なことはない」みたいな感じのことを言っていて、なかなか面白いなあと思いました。

      関わっている人からしたら全然面白くはないのでしょうが…

      自分より下の立場であれば、諭すこともできるでしょうが、上にいる人がそんな感じだと辛いですよね。

      上の人とのそういったコミュニケーションの取り方もこれからのブログの題材にしたいと思います!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    カロン

    大学卒業後、大学病院、透析クリニックを経て、民間の総合病院に勤務しています。 自身の経験から悩める新人放射線技師や放射線技師を目指す学生に発信していきたいと思っています。 ◇保持資格◇ ・診療放射線技師免許 ・第一種放射線取扱主任者試験合格 ・AHA BLSヘルスケアプロバイダーコース受講済み