こんにちわ!カロン@muscle_radioです。
四月も半ばにはいり、新人の技師の中にはガンガン撮影している方も多いでしょう!
最初のうちはやはり、胸部と腹部のレントゲンがメインになりますよね。
自分も1年目の時は5月くらいまでは、胸部、腹部のみをがむしゃらに撮影していました。
新人放射線技師が最初に当たる壁とは?
なんて調子に乗っていた1年目のカロンが最初に当たった壁とはなんでしょうか。
こんな感じでした
よし、撮影OK!…あれ?なんか肺野が異常に白いけど大丈夫??誰かに報告したほうがいい?(´□`。)°゜。
なんて不安になって、他の撮影室で忙しそうに仕事している先輩技師にお伺いをたてることになります。
超忙しそうに整形のレントゲン撮ってる人を自分の方まで呼んで、見てもらうってなかなか申し訳なくなってしまいますよね。
当時のカロンも、「ああ、なんて自分は無力なんだ…」と嘆いていました。
胸部のレントゲンって実は読んでみるのって意外と難しいんですよね。
というわけで今回は新人技師に読んでほしい胸部をメインとした本、2冊を紹介していきます。
読んでほしい本№1.は何といってもこれだぁ!
レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室
著者の長尾大志さんは滋賀医科大学の呼吸器内科のえら~い先生らしいのですが、この本、めちゃくちゃわかりやすいです!
カロンは働き始めて2年目にこの本を購入したのですが、
なんだこの本は…わかりやすい。そして読みやすい。。。
と感動。それなりに勉強してきたつもりだったのですが、この本を読んで、いかに自分が胸部の画像について理解していなかったかわかりました。
胸部に関するいろんな疾患や病態を絵をつけて説明してくれるので、ホントに理解しやすいです。
特に胸水がなぜ肺野の両サイドをツーっと上がるのか?
↓こんな感じで↓
といったことや、
肺気腫、肺水腫などの間違えやすい病態もわかりやすく書かれているのでコレを読みこめば胸部レントゲンで君の右に出るものはいないでしょう。
カロンも本がすりきれるくらい何回も読みこみました。
今は後輩に持ってかれてしまいましたが…
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胸部だけじゃなく、腹部とかCTも勉強したいならコレ!
画像診断を学ぼう 単純X線とCTの基本
こちらの本もよくお世話になりました。
胸部に関しては上にあげた「やさしイイ胸部」で十分なのですが、
腹部や骨についても勉強したいならコレもおすすめです。
とくに腹部レントゲンで、イレウスはよく遭遇する疾患です。
ただ、レントゲンだけ見ていても正直よくわからないので、CTの画像ともからめて解説してくれているのでありがたいです。
とくに実際の画像が数多く掲載されているので、この本を見てイメージをつかんでくれればと思います。
さらに骨の変性や骨折の画像も収録されているのでどこを読んでも役立ちます。
もともと放射線科の書棚にあったのですが、気に入ってしまったので改訂版のものを自分用として購入しました!
お気に入りの本を見つけて快適病院ライフを!
新人放射線技師に読んでほしい本として紹介してきましたが、新人じゃなくとも見たことがなければ是非読んでほしいです。
特に最初に紹介した「やさしイイ」はみんなに読んでほしい!
できることなら自分で買い占めて、無料配布したいとすら思える良本です。
もし5年目になった今の自分が、初めて読んだとしてもあの興奮は変わらないと思います。
というわけで、まだまだ良い本ってありますよね。
読者のみなさんもおススメの本があれば是非教えてください!
では!
レントゲン撮影のコツ・ポイント
CTの基礎、造影理論など
検査前日の心得/造影CTの目的/ビグアナイド薬と乳酸アシドーシス
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