とある放射線技師の一日

放射線技師の生活とは…

さて、これからブログを始めていくうえで最初に何を話題にしようかと思ったのですが…@muscle_radio
今回はわたくしの一日のながれを紹介していきます!
需要はないと思いますが、病院で働く人のイメージがつかない学生さんや、他の病院のひとはこんな感じなんだ~と思ってみてもらえれば幸いです。
現在、隔週でアンギオを中心に従事しているので、アンギオ検査がある日をモデルに紹介してみます!そして、現在金子賢のような肉体を目指しているので、随所に普通の人とは違うところがあるかもしれませんがあしからず…




 

わたくしの一日

  • 6時半  起床

基本は大体この時間に起き、寝ている間に消費されたたんぱく質を補うためにプロテインを摂取です。放射線技師は色々な科から飲み会に誘われることも多いのですが、どんなに飲んでも起きる時間は変わりません!
そしてzipを見たり、荷物を整えたりして7時過ぎに家を出発。わたくしはバイク通勤なので20~30分で病院に到着です。始業時間までだいぶ余裕がありますが、病院の食堂で読書やネットして自分磨きです。

  • 8時半   始業開始

カテ室の朝は忙しい。前日に予定をチェックしていても、次の日に検査が増えていることはよくあります。かくいう本日も午前は検査がない予定だったところ、AMI(急性心筋梗塞)のため、緊急でカテーテル→治療を行いました※通称:緊カテ

まあ、そういうこともよくあるので朝は始業時間よりも早く準備をするのが自分の通例です。

カテ室の準備とは!

うちの病院ではインジェクター(スイッチを押すだけで造影剤を注入する装置)の準備や管理を放射線技師がやるのです。これはどんなに急いでも最低10分はかかるので本日のように緊急で検査が入った場合は非常にドキドキしながら急いで準備にとりかかります。

なんやかんやで検査が終わると、もう12時なんてことになります。

  • 12時  昼食

カテ室勤務の時は基本的に12時に昼食です。12時前にカテ室の仕事がなくなった時は、レントゲン撮影などを手伝って時を過ごします。

病院職員の昼食とは!

さあ、みんな大好きなお昼ごはんです。病院のひとたちってお昼どうしてるの?ってよく聞かれるのですが、病院の規模によって大きく二つにわけられると思います。
大学病院などの大きな病院では、職員専用の食堂があり、食券を買ったりしてお盆にその日に食べたいものを乗せていくスタイル。普通の会社の食堂に近いものと思われます。

もう一つは、うちがこれなのですが、病院と契約しているお弁当業者さんに配達してもらうスタイル。これは中小規模の病院だと思うのですが、自分のIDカードなどを使って、食べたいお弁当を注文し、お弁当業者さんがまとめて病院まで持ってくるというものです。

 

  • 13時  午後のお仕事の始まり!

やはり放射線技師もお昼休憩は一時間です。束の間の休息が終わると午後のカテ検査に向けて気合をいれます。カテは施行する医師の都合もあり、午前に一つも検査がなくても午後はめちゃくちゃ忙しい!ということもよくあります。本日ですと、造影検査のみが2件だったため、3時には予定のものは終わってしまいました。翌日に治療が予定されていれば前回に造影検査を見て、自分なりにどういう流れになりそうか予想して気持ちを整えます。
それ以降は基本的にやることはないのですが、緊カテはいつやるか予測不可能なため、そこから就業時間までピリピリしながら時を過ごします。というのは言い過ぎですが、いつきてもいいように心の準備だけはしておきます。
カテの仕事がなければ基本的にはレントゲン撮影を手伝います。最近はブログで題材にできることはないかと目を光らせながらやっていますが、そういう気持ちでやっていると、ただなんとなくやっていた時よりも見えてくるものが違いますね。

  • 17時半  就業時間

だいたいの病院は17時~18時くらいで就業のところが多いようです。レントゲン担当であれば残業はほぼありません。カテ室であれば残業はよくあります。先日は20時くらいまででした。23時過ぎることもたまにあるようです。検査科やリハ科に比べて、放射線は基本的に残業は少ない傾向にあるようにみえます。このあたりは他の業種に比べて早く帰れるので、放射線技師の利点の一つだとおもいます。就職するまでは、20時くらいまで毎日帰れないのかな…と思っていたのですが(笑)

  • それ以降の時間

アフター5はまず、ジムに向かい筋トレ、これが一時間ほどです。そのあとスーパーに行き低脂肪高たんぱくであろう食材を買い、ごはんを食べたりしていると20時過ぎになってしまいます。当直に入るまでは、そのあと寝るまで自分に不足してる知識を得るためにいろいろ勉強していたのですが最近は…

 

という感じで22時~23時くらいには床に着くようにしています。とりあえず、本日の流れを書いてみたのですが、カテ室だといろいろ端折っている部分が多く具体性に欠けますね…

次回以降またレントゲン撮影が主の日の1日を書いてみたいと思います。

 

 

レントゲン撮影のコツ・ポイント

胸部/腹部

頸椎(側面)/頸椎(斜位)/頸椎(開口位)

腰椎(正則)/腰椎(斜位)/腰椎(前後屈)

骨盤(インレットアウトレット)/股関節(ラウエン、軸位)

肩関節(正面,スカプラY)/肩鎖関節

手関節/肘関節/尺骨神経溝

大腿骨/膝関節(側面、スカイライン)

踵骨(軸位)/アントンセン

 

CTの基礎、造影理論など

検査前日の心得/造影CTの目的/ビグアナイド薬と乳酸アシドーシス

インジェクター/最適な造影剤量/注入速度とTDC

 

MRIの原理と注意点

プロトンの振る舞い/共鳴と励起

緩和/SE法の原理

TETRとコントラスト/GRE法の原理

傾斜磁場とは

 

放射線技師の転職

年収を上げる方法/うちの病院おかしい?/人間関係が辛い

転職エージェント体験談/天職の見つけ方/第二新卒/20代の転職

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カロン

大学卒業後、大学病院、透析クリニックを経て、民間の総合病院に勤務しています。 自身の経験から悩める新人放射線技師や放射線技師を目指す学生に発信していきたいと思っています。 ◇保持資格◇ ・診療放射線技師免許 ・第一種放射線取扱主任者試験合格 ・AHA BLSヘルスケアプロバイダーコース受講済み