こんにちわ！放射線技師のカロン@muscle_radioです。
6月になると、早いところでは1年目の新人放射線技師さんもCTの研修に入る病院もありますよね。
また、2年目の方でもまだまだCTは不安な時期だと思います。
ですので今回は
明日、CT検査の担当になった1.2年目の放射線技師さんに向けて
CT検査で確認すべきこと(事前準備編)として
前日までにできることをお伝えしていこうと思います。
一つ一つの検査をより良いものにするために事前の準備は大切ですからね！
まずは明日のCT撮影のタイムスケジュールを見てみよう
まずは明日の検査一覧でどんな検査が何時からあるのかをザックリとチェックしましょう。
外来の患者さんの検査はどんな感じで入っているのか
→外来の患者さんは、
「この時間に検査がありますから早めに来てくださいね！」
と言われて当日来るので、できるだけ待たせないようにしましょう。
入院の患者さんの検査は何があるのか
→入院の患者さんの検査は、外来の予定の患者さんの合間に検査を入れていく形になることが多いです。
なので、何時くらいに呼べそうかをおおまかにイメージしておきましょう。
入院患者さんでも時間指定の場合があるので、そこもチェックしておきましょう。
造影CT前に確認すべき注意事項
造影検査の場合、確認しておかなければならないことはたくさんありますよね。
・造影禁忌の患者さんでないか。
・ビグアナイド系の糖尿病薬を飲んでいるか(休薬する指示がでているか)
・同意書がとれているか
・腎機能は低くないか(Cre、eGFRの値を確認)
・初めての造影なのか、以前も造影したことがあるか(以前は一相で撮影しているか、ダイナミック撮影なのか)
…etc
国家試験に出たような注意事項も多いですし、医師も確認しているはずですが、検査を担当する者としてしっかりここらへんは今一度チェックしておきましょう。
ビグアナイド薬についてはこちらの記事でも解説しています！
検査指示のコメントから読み取れることはあるか？
また、コメント欄にも色んな情報は載っています。
とくにCTに入り始めたばかりだと、医療略語(英語)だらけで訳が分からないことも多いと思います。
ですが、それは先輩たちも通ってきた道！
一つ一つ確認していきましょう。最初はぜんぜん覚えられなかったものでも、毎日の確認を続けていくうちに自然と頭のなかに入っていきます。
↓医療略語についてはこちらの記事でも解説しています！
また、コメント欄に
フォロー
や
f/u
とだけ記載されている場合もあります。
なんのフォローなのか書いてくれえええ！
という気持ちはわかりますが、そんなときも必ず、なんの既往があるのか、前回の画像はあるのか、確認するクセをつけましょう。
CT検査も事前準備が大切！
とにかく大事なのは、なんとなく検査を行わないことです。
明日の患者さんのCT検査はどういう目的があって、過去の画像はどんな感じなのかしっかりチェックすることで一つの検査から得られるものが大きくなっていきます。
1日がんばって仕事したあとに、明日の検査を確認するのって大変ですよね。
でも、そこをしっかりやるかどうかで当日の検査がスムーズにできて、より意味のあるものになっていきます。
胸を張って
と言えるように明日からまた頑張りましょう！
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