みなさん、こんにちわ!
放射線技師ブロガーのカロン@muscle_radioです。
整形レントゲン撮影のコツシリーズが思いのほか好評でうれしく思っているのですが、少々ネタ切れ感が出てきてしまいました。
もしご要望のものがあれば、Twitterでもコメントでもリクエストしていただけると非常に助かります。
ということで、今回は頸椎開口位撮影について解説していきます。
この頸椎開口位撮影もオーダーが少ないわりに、画像の見方に慣れていないと修正するのは難しいのでしっかり勉強していきましょう。
頸椎開口位撮影の解剖とポイント
まず頸椎開口位のイラストがこちらです。
いちばん見たいのはC2の歯突起ですよね。
拡大するとこんな感じです。
この歯突起が後頭骨とうまく重ならないようにするのがポイントです。
解剖的には、国家試験の勉強でもやったようにC1(環椎)がC2(軸椎)の歯突起の上に収まっています。
この、歯突起そして環椎と軸椎の関節をキレイに写すのが目的になります。
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頸椎開口位のポジショニングと修正のコツ
ポジショニングのコツなのですが、
ポイントは前歯と後頭骨を一直線にすることです。
なのでポジショニングのコツはたった一つ。
後頭結節と前歯を一直線にするように少しだけ顎を上げましょう。
そして、再撮影する時は
歯突起が後頭骨とカブってるのか、前歯とカブるっているのかを見て修正していきます。
顎が上がっていないと、
このイラストのように前歯と歯突起がカブリます。
なので、この場合はもう少し顎を上げましょう。
次に顎が上がりすぎている場合はこうなります。
歯突起が後頭骨に隠れてしまいますね。
この場合は少し顎を下げるようにします。
というわけで頸椎開口位の修正の仕方を解説しました。
正直、開口位はキレイに歯突起を写すのはなかなか難しいですが、しっかりと修正のコツを覚えておけば理想のイメージ像に近づけることはできます。
なので、落ち着いて、どう修正すればいいかしっかり見極めていきましょう。
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おまけ
整形レントゲン撮影のコツシリーズではイメージ通りに撮影できなかった場合の修正のコツを紹介しています。
他にもご要望のレントゲン撮影があればコメントください!
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