みなんさん、こんにちわ!放射線技師ブロガーのカロン@muscle_radioです。
ここまで胸腹部、頸椎のレントゲン撮影について解説してきました。
新人にとって、できることが徐々に増えていくというのは自分の成長が実感できてうれしいですよね。
整形レントゲン撮影は、たくさんの部位を見やすい角度で撮影するので覚えるべきことがたくさんあるように感じます。
ですので、このブログではポイントをしぼって解説していきたいと思っています。
今回は腰椎レントゲン撮影のポイントを解説していきましょう。
腰椎のレントゲン撮影って意外と多いですよね。
気が付いたら机の上に置いてあるオーダー用紙のほとんどが腰椎撮影だったりすることもあるのでしっかりマスターしましょう!
今回は腰椎レントゲン撮影正面、側面についてですが、斜位と前後屈も別の記事で解説しています!
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腰椎レントゲン撮影のポイント、腸骨稜はドコにある??
まず最初は中心線からです。
中心線:第三腰椎
→ヤコビー線(腸骨稜上縁から2指上)
これは放射線技師国家試験でも頻出の知識ですよね。
ここでポイントなのは腸骨稜の上縁を探すときに、少し強めに押してあげることです。
理由は、恐る恐る触られると、くすぐったいからです。
カロンも後輩のポジショニングのモデルとしてヤコビーライン付近を触られる経験はあるのですが、最初はみんなおそるおそる触るので、
めちゃくちゃこそばゆく感じます。
ここらへんってちょうどわき腹あたりになるんですよね。
自分で触るとそうでもないですが、人から触られるとくすぐったいものです。
とくに太っている患者さんの場合はさらに強く押さないと骨盤を蝕知できません。
なので、しっかりと押して骨盤を蝕知する感覚を身につけましょう。
そして患者さんに触れる時間と回数を、より少なくできるように意識しましょう。
ヤコビー線を見つけるコツは?
カロンは、中指で骨盤を押してヤコビー線を探すようにしています。
このやり方が一般的だと思いますが、手で骨盤を包むようにして、指の腹の部分で腸骨稜を探る方法もあるみたいです。
中心を合わせたら、椎体に合わせて照射野をしぼりましょう。
一部の病院では照射野はしぼらないで撮影するところもあるようです。
この場合は腸腰筋のラインを見たいという目的があります。
また、正面撮影の場合は膝をたてた状態で撮影しますよね。
これも実際に自分がその態勢になると、靴下ですべって膝を立てたままにするのはキツイので、なるべく早くポジショニングを終えて撮影できるようにしましょう!
腰椎側面撮影はしっかり照射野を絞ろう!
次に側面です。
側面は椎体が上下、左右に二重にずれて投影されないようにするのがポイントですよね。
椎体が上下にずれないようにする対策として、横を向いてもらった後にわき腹にタオルなどを敷いていると思います。
この時の注意点として、女性などの場合、お尻が大きいと、相対的に腰椎が下に沈み込むことになる(腰椎のカーブがきつくなる)ので、しっかり患者さんの真後ろから見て整えましょう。
また、左右に椎体がずれないように、真側面になった状態を保ちたいのですが、時間をかけすぎるとどんどん体が斜めになってしまいます。
なので撮影する直前にも、しっかり真側面になるように整えてあげましょう。
カロンは真側面状態を支えながら息止めの合図をして、息止めをした瞬間にダッシュで撮影室から出て曝射ボタンを押しています。
腰椎側面撮影の中心線のポイント!
第三腰椎(ヤコビー線の2指上)のラインで
背面から3指内側
普通の体型の患者さんはこれで大丈夫ですが、太っている人の場合、お肉の分を考慮して、更に1指ほど内側に中心をもっていきましょう。
この中心線がしっかり合っていれば、照射野は背面がギリギリ入るくらいに調整すると、椎体にピッタリに絞れます!
今回は腰椎の正面と側面撮影についてのポイントはここまで!
次回は腰椎レントゲン撮影の斜位と前後屈について書いていきます!
整形レントゲン撮影はちょっとした角度で違って見えてしまいます。
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では!
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