全国のリア充のみなさん、こんにちわ!一人でもリア充感溢れる放射線技師ブロガーのカロン@muscle_radioです。
本日はクリスマスですが、カロンはもちろんお仕事頑張っております。
そして、このブログを書いております
今年は23日に当直をやり、24日は疲労で寝てしまい、25日は普通に仕事に出勤するという素敵なクリスマスでした。
世の中のみんなはパーリーナイトしてるんだろうな…
当たり前のことを当たり前にできているか?
そんな浮かれた話はやめて、レントゲンの話をしましょう!
武井壮さんが以前、ラジオで言っていたのですが、
『俺は何回やっても、水を飲むことを失敗することはない。
でも、100メートルを何回走っても同じ記録を出すことはできない。
この違いはなんだ?』
という常人では思いつかない疑問を持ち、いつも自分がどういう条件で100メートルを走っているか…【ex.その時の、気温、湿度、風速、体調…etc】
を全部メモしていつでも同じように競技ができないか研究したことがあるとおっしゃっていました
この話とむすびつけるのは少し無理があるかもしれませんが、
われわれもプロの放射線技師として、日々、どんな患者さんがきても、いつでも同じように撮影をこなさなければいけないと思うのです(意識高い系放射線技師)
なぜこんなことを話すのかというと、
今日、久しぶりに頸椎のレントゲンを撮影したのですが、側面で失敗してしまいました…お恥ずかしい…
C7(7番目の頸椎)の後ろ側を欠かしてしまい、再撮影です。。。
今まで頸椎側面で失敗したことはほとんどなかったので、ショックをかくせず…
ということで、やるべきことはひとつです。
本日は頸椎側面撮影について考えてみます。
頸椎側面の中心ってどこ?
みなさんは頸椎側面の中心はどこにあわせていますでしょうか?
レントゲン撮影の教科書では、高さの中心は第4頸椎と書いてあるものがほとんどかと思います
そして、この第4頸椎は喉頭隆起とほぼ同じ高さであり、普通に顔を前にしたときの下顎の先端と同じくらいです
まあ、異様に顎が長い人でなければ、下顎の先端を高さの中心で問題ないでしょう。
そして、前後の中心はどうかと教科書などで調べると、大体の本で…
頸部の中央
と書いてあります
いやいや、そんなざっくりでいいんですか!!
とツッコミを入れたくなります。
では具体的に頸部の中央とはどこでしょう??
これはなかなか難しいとおもうのですが、結論としては
耳の穴(外耳孔)の一横指後ろ
が妥当ではないかと…
そして撮影する際はまず、患者さんの前に立ち、患者さんの顔と体のねじれがないように真っすぐ立ってもらうようにする
次に患者さんの真横に立ち、中心線を確認する。
この流れを大切にしましょう。
そして最後に照射野をしっかりしぼる。
とくに水晶体にかからないように照射野を調整するとカッコイイ写真になりますよ!
照射野の前面を目じりくらいまでしぼればOKです。
というわけで、今回は頸椎側面の中心について考えてみました。
武井壮さんの研究に比べればまだまだ浅いですが、これからの撮影でも中心を意識して、絶対に失敗しないポイントを見つけていきたいと思っていますのでご期待ください!
では!
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