みなさんの病院、会社では定時で帰ることが普通だろうか。
こんにちわ。カロン@muscle_radioです。
今回は日野瑛太郎さんの「あ、やりがいとかいらないんで、とりあえず残業代ください。」
を読んでの思いを語っていこうと思います。
なかなかスカッとするタイトルですよね。
著者の日野瑛太郎さんは現在は退職されたようですが、過去に社畜として活躍され、その時に感じた日本の労働の矛盾を自身が運営するブログ「脱社畜ブログ」で語っています。
自分がなぜ日野さんの脱社畜ブログに出会ったのかというと、昨年、zipを見ていた際に日本の有給取得率の低さについてすこしだけ特集されていた時がありました。
街の声は、「みんな働いてるときにやすめないですよ~」とか「とても有給とれる雰囲気じゃないんですよね」といったお決まりのことを言っていました。
そしてスタジオでも「まあ、なかなか有給なんてとれないですよね(笑)」みたいな展開になっていて、なんだか虚しい気持ちになって、
そもそも有給ってなんだ?という思いでネットサーフィンしたところ、「脱社畜ブログ」の記事「有給を取ることは申し訳ないことなのか」に出逢ったわけです。
有給って働いてないのにお金もらえるんだよね!
実際、自分も有給については上のような認識でした。
働いていないのにお金もらえるってすごいな!じゃあ、もともと有給取れなくてもそんなに問題にならないんじゃない?
な~んてこと思ってたらマズいです!
そもそも有給は労働者の権利としてあり、雇用者は有給を全部使うことを前提として、給料の額を決めなければならないのです。
ということは、有給がとれないというのは、無駄に働かされているのと同じで、サービス残業にも通じるものなのです。
そんなわけで、「脱社畜ブログ」のファンになり次々と読んでいたところ、本も出されているということを知り、早速、メルカリで購入しました。
この日野さんが繰り返し言っていて心にきたのは、「自分と会社を切り離して考える」ということです。
これまでの日本であれば、経済も右肩上がりであり、理不尽なこと、無理難題をおしつけられたとして、それでも会社にしがみついても、それなりに見返りがありました。
しかし、これから日本は人口も減少し、経済もどうなるかわからないなか、自分が会社にどれだけ尽くしても、会社が自分を守ってくれるかはわからない。
会社は自分と雇用契約をした、一つの取引先にすぎないと考え、もらっている給料以上の働きはする必要がない。
そういう考えも持っておくべきなんだと気づかされました。
日本人は仕事となると、どこまでも終わりのない完璧なものを追い求めてしまう部分があるので、この考え方は仕事との折り合いをつける上で頭の片隅においておいて損はしないでしょう。
もちろん、なんでも完璧にやりたい人はやってもらって構わないと思います。それを人に強要しなければ。
また、日本の消費者の「過剰要求からくる従業員の疲弊」についても触れています。
380円の牛丼を頼んで、少し遅れたくらいで騒ぎ出すお客さんなど。
うちの病院でカロンが体験したこと
↓
レントゲン室の近くのトイレの電気は感知式ではなくスイッチ式なのですが、自分がトイレから出たとき、いつもの癖で中に人がいるのに電気を消してしまったことがありました。すぐに電気をつけて謝ったのですが、「何してんだよ!!」と怒鳴られて、なんだかな~という思いになりました。
この場合は、従業員のクセに!というよりは、この人の性格の問題の気もしますが…
ちなみに僕は注文したカツ丼が20分くらい出てこなくて、明らかに自分より後に注文した人のカツ丼が先に出されて、存在を忘れられてるなと思ったときは黙ってお店を後にしました
最後に、この本で一番心に残った文を…
中略
他人の人生を生きるのは、人生最大の浪費です。
もっと自分の価値観に正直に、自分のために生きましょう。
では!
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