こんにちは!カロン@muscle_radioです。
今回は放射線技師の働き方について、自分の体験談から少し話していきます。
総合病院とかであれば、基本的にだれかが当直や夜勤として夜の時間帯は残ると思います。
そしてよほど大きいところでなければ一人でその任務をおこなうでしょう。
CTやレントゲンだけのルーチン的な仕事なら一人でもまあ大丈夫なのですが、循環器内科のある病院であれば胸痛からのカテ開始が一番恐れている事態だと思います。自分はそうです。
というのも、カテをしている間に他の検査を依頼されることもあるので単純に人手が足りなくなります。
ですのでうちの施設ではカテが入った時は誰かに電話して応援を呼ぶのですが、今回は呼ばれる側の物語を書いていこうと思います!
~早朝に病院に呼ばれる男の物語~
今は、朝の4時半。なんとなく目が覚めた。と思ったら携帯の着信が鳴っている、この時間に電話してくるのは病院からしかないので、ああ、心カテやるんだなと思い電話に出て身支度を整えた。
急いで家を出て30分後ぐらいに病院につき、カテが始まったのだが、結局造影のみで終わり、6時には解散となった。当然その日も8時半から業務はある。時間的に帰っても何もできないので、とりあえず病院内で仮眠をとることにした。
うちの放射線科には待機はないので、当直の時間帯にカテ等、人手が必要になると病院に近い人に電話をして来てもらうようにしている。そしてこの呼び出し手当てが一回1500円。時間外の業務代が計算したところ1550円だった。
ということで、呼び出しされて二時間勤務したとすると4600円になる。
果たしてこの金額が妥当かどうかはよくわからないが、呼び出されたことによる影響を考えてみることにする。
まず、4時半という時間に起こされるということについて。
今回はおそらく睡眠の浅いときに起こされたので、スッと動けたのだが、そうでなければ、やはり辛いものがある。
次に、朝食。本来であれば買ってあるもので朝食をつくるのだが、当然そんな時間もないのでとりあえず病院に行き、解散になった後にコンビニかどっかで買うことになる。これは想定外の出費だ。
あとは、業務が終わって始業時間まで仮眠をしたとしても、しっかりとした睡眠をとることは不可能であるということ。
そして、通常の業務が始まるのだが、うちの施設では深夜や早朝に呼び出された場合、人員に余裕があれば、少し早めに帰してもらえる。
今回は14時ころに帰してもらえたのだが。家に帰って、15時ころになり、ちょっと眠くなったので1時間くらい昼寝をしようとして横になったところ、気づいたら20時まで寝てしまった。
自分ではいつもよりはやく出勤しても体にそんなに影響はないと思っていたのだが、まさかそんなに寝てしまうとは驚いた。自分で気づいてなくても体は疲れているということをあらためて認識した。
そして、ここから体内時計が崩れることになる。普段は23時くらいには寝るようにしているのだが、20時まで寝ていたので、そんなにすぐには寝られない。
結局深夜1時くらいまで起きてしまうことになる。
とこういったように、表面上は実際に業務した時間と呼び出しの分しか給料は支給されないのだが、呼び出しによって与えられた影響は、その業務時間だけでなく、いろんなところに派生してしまう。
とくに自分の体内時計が崩れてしまうことと、自分が思っている以上に身体は疲れているのだということを再認識した日だった。
~終わり~
こんな感じです。
そして、ここで言いたいのは、だから給料をもっと上げて欲しいとか、そういうことではなくて(そもそも上がったところで体への影響は変わらない)時間外に呼び出された人がいたら、呼び出されてどのくらい働いたかという表面上のものだけでなく、その他の影響、特に身体は思っている以上に疲労を感じているということを察してあげて、部署の人、全員で便宜を図ってあげるような雰囲気をつくることが大事だということです。
以上、待機でもないのに呼び出される側の人間が考えてみたことを綴ってみました。
では!
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